長緒鬼無里 執筆作品

ラスト・シャーマンシリーズ

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狗奴の王

魏の皇帝に認められ、帰国後狗奴国王になった男鹿と、彼の妃となった壹与の生活ぶりを描いた短編小説です。

短編小説

伽耶のアジロ縦500

伽耶のアジロ

時は、弥生時代から古墳時代への移行期。吉備で暮らす口のきけない土師「クチナシ」は、一人の巫女、朱鷺と出会う。言葉ではなく、心での交流を深めていく二人だったが、ある日、朱鷺は遠い国ヤマトへ旅立ってしまう。そんな折、ヤマトで働く土師を募集していると聞き、クチナシは朱鷺に会いたい一心で志願する。望み通り、朱鷺との再会を果たしたクチナシだったが……。

短編集

ちょっぴりホラー要素のある3つのお話

もしも表紙

もしもその手に触れられるなら

ある日、ホストをしている俺の部屋に、戦国時代のお姫様の幽霊が現れた。彼女は、俺をかつて愛した旅芸人の生まれ変わりだという。そのまま俺の部屋に居付いた彼女に、俺はどんどん惹かれていく。だが、どんなに恋しくても、幽霊の彼女に触れることはできない。
「お前に触れることができるなら……」
俺のそんな想いは、徐々に狂気じみていく。
時空を超えた悲恋物語。

ミキとアタシ

ミキとアタシ

高校2年生の有坂美樹(ありさかみき)。彼女は両親に深く愛されて育った美少女。優しい親友もいるし、幼なじみの卓には、淡い恋心を抱いている。そんな彼女の、ある朝の数時間の物語。

読み終わった時、ちょっぴり哀しくなるお話です。

この世

この世であなたと

夕立がくるたびに現れる黒い影。

『お前さえいなければ……』

そう言って、私の首を絞めてくる。

あなたはいったい誰?

上記3編は、短編集として販売しています。

長編SF

緋色のスフェラ(連載中)

太古、パラディソスという島にムーという文明都市があった。ムーの皇帝は、不思議な力を持つ石「スフェラ」を使って、絶滅したはずの翼竜や巨人を生きながらえさせていた。

ある日、海底火山が大噴火を起こし、平和だったムーは壊滅の危機を迎える。当時神学徒であったダリアンは、混乱の中で死亡した皇子コールガーシャの生まれたばかりの双子の命を、皇家に仕える巨人に託すことにする。その後、滅亡の危機を脱したムーであったが、その空から太陽が消えた。

それから16年。皇帝に代わり国を治めていたダリアンの前に、成長した双子が現れ、闇しかなかったムーに太陽をもたらした。

だがそれは、スフェラをめぐる、時空を越えた戦いの幕開けだった。